74歳の男性、Apple Watchで心房細動を発見〜旅行中に何度も警告


     
    米フロリダ州の74歳の男性が、国内旅行中にApple Watchから不整脈の一種である心房細動があると警告されたため、病院で診察を受けたところ、実際に症状が確認された、と伝えられています。

    階段で息切れしたときに最初の警告が発動

    74歳のロイ・ロビンソンさんは、家族に会うためメリーランド州ボルチモアを訪れていましたが、身につけていたApple Watchから心房細動があるとの警告が約1時間ごとに発せられたといいます。
     
    最初に警告を受けたのは、孫娘の学校で階段を3段上って息切れしたときのことでした。自分は健康だと思っていたロビンソンさんにとっては晴天の霹靂でした。
     
    通知はその日一日中続きましたが、ソファーに寝転がっていたときに心房細動の警告が鳴ったとき、ロビンソンさんとその家族はついに一体何が起こっているのか調べようと決心しました。
     
    「心房細動が何なのか知らなかった」と、ロビンソンさんは語っています。
     
    心房細動とは、心房が細かく動く不整脈の一種で、発作につながることもあるとされています。

    感謝祭の夕食の後、診察を受けたロビンソンさん

    6回目の警告の後、ロビンソンさんはGoogleで「心房細動」と検索しました。感謝祭(アメリカでは11月の第4木曜日)の夕食を終えると、彼はジョンズ・ホプキンズ病院に向かいました。
     
    病院に行くと、「なぜ来られたのですか?と訊かれたので、私のApple Watchが心房細動だと言うんだと伝えた」とロビンソンさんは語ります。心電図をとった医師は、「そのとおりです」と答えたそうです。
     
    病院では、何人もの医師、インターン、入院患者、看護師が、「Apple Watchに救われた男性」を見るためにロビンソンさんを訪れたといいます。
     
    「(Apple Watchによって)命が救われたかはわからないが、助けになったことは確かだ」とロビンソンさんはコメントしています。
     
     
    Source:WPBF via AppleInsider
    Photo:Apple
    (lexi)

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