AirPodsの組み立てを行うサプライヤーの株価が今年3倍以上に
Appleの完全ワイヤレスイヤホンAirPodsの組み立てを担うLuxshare Precisionは、株価が今年3倍以上値上がりし、アジア太平洋圏で最も著しい成長を遂げた企業の一つとなりました。AirPodsは今後のApple成長の鍵になるとアナリストたちは予測しています。
AirPodsはハードウェア製品で最も大きな収益成長の原動力となる?
完全ワイヤレスイヤホン市場の50%を占めるといわれるAppleのAirPodsは、Appleにとって重要な成長の原動力となりつつあり、2019年に41%の出荷台数の伸びを見せています。
Credit Suisseのアナリスト、カイナ・ウォング氏は、2019年のAirPodsの出荷台数は6,000万台に達し、2020年には9,000万台、2021年には1億2,000万台に到達すると予測しています。
「AirPodsの年間出荷台数は今後、iPhoneと同程度になるだろう」と、GF Securitiesのジェフ・プー氏はコメントしています。「AirPodsは今後数年内に、Appleのハードウェアデバイスの中で最も大きな収益成長の原動力となる」
アナリストたちはLuxshareの利益予測を上方修正
Luxshare Precisionは、ケーブル、充電器、アンテナなどの基本的なアクセサリや部品の生産を行うことで知られています。HSBCのフランク・ヘー氏によれば、AirPodsは高額商品として目立っており、Luxshareの2018年の収益の26%を占めたとのことです。
ウォング氏とヘー氏の両氏は、AirPodsの強い需要と平均販売価格(ASP)の上昇を考慮し、Luxshareの2021年の利益予測を上方修正しています。
Source:Bloomberg
(lexi)