なぜ歴代iPhoneにはiPhone2とiPhone9がないのか?

    初代iPhone

    初代iPhone スティーブ・ジョブズ
     
    2007年から毎年リリースされているiPhoneは、原則として代を重ねるごとに数字がひとつずつ増えています。ところが、iPhone2とiPhone9だけは存在しません。これについて、中国メディアの麦凱森科技が面白い考察を紹介しています。

    iPhone2はApple Ⅱと重複するから?

    初代iPhoneは2007年に発売されましたが、翌2008年に登場したのはiPhone2ではなく、iPhone3Gでした。これについて一般的には、3G回線に対応したのでこのような名称になったと考えられています。
     
    iPhone3G 発売日
     
    ただし、コンピュータApple Ⅱの存在を指摘する見方もあります。Appleが1977年に発売したApple Ⅱは爆発的にヒットし、今のパーソナルコンピュータの礎を作ったと言われているほどです。Appleにとって伝説となったApple Ⅱと被らないよう、iPhone2という名称を避けたというわけです。
     
    また、この時点ではiPhoneの数字を増やしていく計画自体がAppleになかったのではないか、とする説もあります。

    iPhone9はアメリカンジョークが関係?

    初代モデルが登場してから10年が経つと、iPhoneの数字はマイナーアップデートを意味する「s」を挟みながら順に増えていくのが慣例となっていました。
     
    2016年のiPhone7/7 Plusに相当するモデルが、2017年にはiPhone8/8 Plusとなったため、2018年の廉価版はiPhone9かiPhone8s、遅くとも2019年にはiPhone9が登場すると考えるのが妥当でした。
     
    ところがiPhone X(10)やiPhone XRが登場したことによって、iPhone8の次はiPhone11まで飛んでしまいます。
     
    Apple iPhone11 シリーズ
     
    一般的には、本来iPhone8となるはずだったモデルをiPhone登場10周年で「iPhone X」とした関係で9が飛ばされた、と言われています。しかし、中にはアメリカンジョークが関係しているのではないか、とするユニークな見方もあります。

    どうして「7」は「9」を怖がるの?
     
    セブン(7)、エイト(8,ate:eat=食べるの過去形)、ナイン(9)だからさ。

    大ヒットとなったiPhone7ほどには売れないことを、Appleが過度に恐れたとするのは考えすぎでしょうか。ちなみに2020年のiPhoneは、iPhone11sではなくiPhone12になると予想されています。
     
     
    Source:麦凱森科技
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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