1万円の偽物のAirPods Proと本物を比べてみる〜Pro的要素はいっさい機能せず


     
    10月末に発売されたばかりのAirPods Proですが、早くも多くの偽物が登場しています。米メディアMacRumorsは、95ドル(約10,300円)の偽物のAirPods Proと本物の性能を比べて、偽物を買うべきかどうか評価しています。

    ノイズキャンセリングは機能しない

    今回の性能実証テストで使用されたのは、i500 Pro TWSというAirPods Proにそっくりの完全ワイヤレスイヤホンです。「Hey Siri」機能が使用でき、簡単に設定が行えるため、AppleのH1チップのコピーが埋め込まれている可能性もあります。
     
    偽物のAirPods Proは、ワイヤレス充電が利用可能で、イヤホンを耳から外したときに音楽が止まり、バッテリー駆動時間も本物とほぼ同じですが、AirPods Proの肝心の機能はまったく使用できないことがわかりました。
     

     
    例えば、感圧センサーが埋め込まれていないため、イヤホンを指でぎゅっとつまむジェスチャーは使用できません。
     
    また、AirPods Proの最も重要な機能とも言えるアクティブノイズキャンセリング機能もサポートしていません。当然、「外部音取り込みモード」は使用できません。

    音質もAirPodsに及ばず

    音質はそこまで悪くないようですが、AirPods Proはおろか、AirPodsにも及ばないとのことです。また、ベースが弱く、高音が目立ちすぎ、本物のAirPodsと比べて音の歯切れの良さと鮮明さが足りないようです。
     
    偽物のAirPods Proは見た目は本物にそっくりですが、機能面ではまったく本物に及ばないというのが結論です。
     

     
    MacRumorsは、1万円で偽物のAirPods Proを買う価値はないと判断しました。
     
     
    Source:MacRumors
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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