16インチMacBook Pro、キーボードの静音性は優秀
16インチMacBook ProにはこれまでのMacBookに搭載されていたバタフライ型キーボードではなく、シザースイッチ機構のキーボードが搭載されています。このシザースイッチ機構のキーボードは非常に静音性に優れていることが判明しました。
30.3デシベルに
12インチMacBookから採用され始めたバタフライ型キーボードは、薄型のデザインを実現し、キータイプを安定させるなどのメリットがありました。しかしその反面、独特のキータッチや音については評価が分かれていました。また不具合も多く、バタフライ型キーボードを採用したMacBookは全機種が修理対象となっています。
このバタフライ型キーボードに変わって16インチMacBook Proに搭載されたのがシザースイッチ機構のキーボードです。このタイプのキーボードはバタフライ型キーボードを採用する前のMacBookシリーズに使われていたため、Appleは故障の多いバタフライ型キーボードを廃止し、従来型のキーボードに戻す決断をしたと考えられます。
結果として16インチMacBook Proのタイピング時の音は従来のように静かになりました。バタフライ式キーボードを搭載したMacBook Airのタイピング時の音が41.9デシベルであるのに対し、16インチMacBook Proでは30.3デシベルにまで静音性が向上しています。また従来のMacBook Pro(2015年モデル)よりも静かになっていることも確認されています。
タイプライター – 60.2デシベル
バタフライキーボード付きMacBook Air – 41.9デシベル
Surface Laptop 3 – 33.8デシベル
Dell XPS 13 – 32.3デシベル
2015 MacBook Pro – 31.2デシベル
「マジックキーボード」搭載の16インチMacBook Pro – 30.3デシベル
Pixelbook Go – 30.1デシベル
上記はブルームバーグが調べた各機種のキーボード使用時の音の大きさです。
Source:9to5Mac
(KAZ)