Adobe、iPad版Photoshopに年内及び来年追加する新機能を紹介
Adobeは、11月初めに公開したiPad版Photoshopに、年内および2020年に追加する予定の新機能について、公式ブログで解説しています。
今後次々に新機能を追加すると約束
Adobeは11月初めにiPad版Photoshopを公開しましたが、この初期版ではデスクトップ版と同等のフル機能を利用することはできません。
Adobeはこの点について、初期版では編集、マスキング、リタッチ、異なるプラットフォームとのPSDファイルの共有といった、主要な機能を盛り込むことに集中したと説明しています。また最終的なゴールは、Macにはない、タッチディスプレイやApple Pencilを活かした新たな体験をiPadユーザーに提供することと、デスクトップ版と互換性をもたせることだとも述べています。
つまり現在公開されているiPad版Photoshopはあくまで初期版であり、今後次々に新機能が追加される模様です。
年内に追加される新機能
2019年も残り少なくなりましたが、Adobeは年内にiPad版Photoshopに新機能を追加するとしています。人工知能(AI)と機械学習を統合したAdobe Sensei技術を用いた「Select Subject」ツールは、自動的にイメージを選択、複雑な選択プロセスを高速化します。
また12月にはクラウドドキュメントシステムをアップデートし、異なるプラットフォームからのアップロードやクラウドからのダウンロードの速度を高速化するとのことです。
2020年前半のアップデートと新機能
さらにAdobeは、2020年前半にiPad版Photoshopに追加する新機能やアップデートの内容についても触れています。
- 毛髪や動物の毛などの柔らかい、細かい部分を描くのに便利なブラシツールRefine Edge
- 色調調整のオプション
- ドロー&ペイントアプリ「Adobe Fresco」と同等の豊富な種類のブラシと、向きが変えられるキャンバス
- Lightroomとの統合