電子たばこ関連のアプリがApp Storeから削除〜健康への弊害が原因


     
    Appleは、180個以上の電子たばこ関連のアプリを数日以内にApp Storeから削除する、と米メディアAxiosが伝えています。

    アメリカで42人が電子たばこの喫煙が原因で死亡

    米疾病管理予防センター(CDC)によれば、米国24州の42人が電子たばこの喫煙に起因する肺疾患で死亡したとのことです。
     
    未だ原因は調査中ですが、電子たばこ溶液に含まれるビタミンEアセテートが原因とみられています。
     
    この報告を受け、Appleは電子たばこ関連の181個のアプリをApp Storeから削除することを決定しました。

    ダウンロード済みのアプリは継続して使用可能

    Appleはこれまでアプリを介する電子たばこ用カートリッジの販売を許可したことはありませんが、アプリによる電子たばこの温度や着火の制御、電子たばこに関連したニュース、ソーシャルネットワーク、ゲームの提供は認めてきました。
     
    Appleは、電子たばこ関連のニュースを扱うアプリのApp Storeへの新規掲載を今年6月からすでに取りやめていましたが、今回電子たばこ関連のアプリがすべてApp Storeから削除される運びとなりました。
     
    なお、すでにダウンロードしたアプリはデバイス上で使用し続けることが可能です。
     
    AppleはAxiosに対して以下のようにコメントしました。
     

    当社はApp Storeのキュレーションに細心の注意を払っており、アプリのダウンロードにおいて、特に若年層の顧客から信頼される場所である必要があると考えています。当社は常にアプリの評価を行っており、最新の情報をもとにユーザーの健康とウェルビーイングに対するリスクを判断しています。

     
     
    Source:Axios via AppleInsider
    Photo:SCOTT AIR FORCE BASE
    (lexi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次