カリフォルニア州の医師、電子カルテの入力にApple Watchを使用


 
次世代の医師サポートツール開発を行うAltaisのシステムを使って、米カリフォルニア州の医師がApple Watchを使って患者情報の電子カルテへの入力を行っている、と報じられています。

面倒な事務作業を減らし、職務満足感を高めるのがねらい

医療機関向けの音声AIを使って診断記録のプロセスを簡略化するNotable Healthと、カリフォルニア州で非営利の医療保険サービスを提供するBlue Shield of Californiaがタッグを組み、新しいAltaisの医師サポートツールを開発しました。
 
Apple Watchを使って電子カルテへの入力が行えるツールで、医師の病院での事務作業時間を大きく削減することができます。
 
「我々が目指すのは、医師がシームレスにテクノロジーを用いて患者の健康状態と幸福を向上させるのを助けることだ」と、Altaisの会長および最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベレー博士はコメントしています。「面倒な事務作業を減らし、職務満足感を高めるのがねらいだ」
 
医師は、診察中もしくは診察後に、Apple Watchから音声で電子カルテへの入力を行うことができます。Apple Watchを活用したシステムは自然言語処理によって最も関連性のあるデータを抜き出し、電子カルテに自動的に追加します。
 
システムは医師を助けるだけではありません。患者もBlue Shieldアプリを使って、どの医師がAltaisのプログラムに参加しているかを見たり、予約の管理、健康保険の確認、健康状態の自己査定などを行うことができます。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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