iOS13.1、iPhone11での最大7.5W出力のワイヤレス充電速度を抑制

mophie wireless charging pad

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iOS13.1にアップデートしたiPhone11シリーズでは、最大7.5W出力のワイヤレス充電器の一部で、出力が抑制されていることが分かりました。iOS13.1での制御によるものと考えられます。

1時間での充電量に大きな差

iPhoneシリーズでのワイヤレス充電は、対応する充電器を使えば最大7.5Wの出力で充電が可能です。
 
しかし、充電関係情報を専門に取り扱うChargerLABが、テストを行ったところ、iOS13.1にアップデートしたiPhone11やiPhone11 Proでは、最大出力が7W未満に抑制されていると報じています。
 
以下が、iPhone11(iOS13.0)で充電した時のグラフです。最大出力が7.5Wであることが分かります。
 
iOS13.0 Charger LAB
 
そして、iOS13.1にアップデートした後のグラフがこちらです。最大出力が6.7W前後になっています。
 
iOS13.1 Charger LAB
 
出力が抑制されたことによる、充電時間への影響を示したのがこちらのグラフです。iOS13.0(左の線)ではフル充電まで3時間20分ほどでしたが、iOS13.1では4時間に伸びています。
 
充電開始から1時間経過した時点で、iOS13.0では40%まで充電できていますが、iOS13.1では28%までしか充電できていません。
 
iOS13.1 iOS13.0 比較 Charger LAB
 

Apple Storeで販売の製品は7.5W充電が可能

テストを行ったChargerLABは、iOS13.1でも7.5W出力でのワイヤレス充電が可能なのは、Apple Storeで販売されている、Belkin、Mophie、Native Union、Anker、Logitechといったメーカーのワイヤレス充電器に限られるようだ、と指摘しています。
 
Appleは、固定周波数電圧調整(fixed-frequency voltage regulation)を推奨しており、Apple Storeでは、同規格に対応した製品が販売されている模様です。

 
 
Source:ChargerLAB via MacRumors
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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