格安SIM利用率は13.2% 最も利用されているのは楽天モバイル
MMD研究所は18日、「2019年9月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を公表しました。格安SIMをメインで利用しているユーザーは13.2%で、1年前の2018年9月度の調査と比べて1.9ポイント増加していました。
また、メインで利用している格安SIMサービスで利用率が最も高かったのは「楽天モバイル」でした。
格安SIMの利用率は13.2% 前年比1.9ポイント増加
本調査は2019年8月19日〜26日、15歳〜69歳の男女40,804人を対象にインターネット上で実施されました。
まず、メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者について聞いたところ、トップ3は「docomo(33.2%)」「au(26.1%)」「SoftBank(18.7%)」でした。
大手3キャリアを合わせた利用率は78.0%と依然高いものの、1年前の2018年9月の調査時と比べて2.6ポイント減少しています。
一方、格安SIMサービス(MVNO)の利用率は13.2%、キャリアサブブランドの「Y!mobile」は5.7%でした。格安SIMサービスの利用率は、昨年同時期の調査と比べて1.9ポイント増加しています。
格安SIMの認知度は90.3%
次に、格安SIMサービスの認知〜利用状況について聞いたところ、「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が27.3%で最多となり、次いで「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が22.5%でした。
現在、メイン・サブで格安SIMを利用している人は19.2%となっています。
サービス認知から現在利用までのフェーズ毎の状況を示す「ファネル分析」では、「認知」が90.3%、「サービス名認知」が63.0%、「内容理解」が51.5%、「現在利用」は19.2%となっています。
メインで利用している格安SIMサービストップは楽天モバイル
格安SIMを利用している7,833人を対象に、メインで利用している格安SIMサービスを聞いたところ、利用率が最も高かったのは「楽天モバイル」で25.3%、次いで「mineo(11.7%)」「UQ mobile(11.1%)」でした。
また、格安SIMサービス利用者に契約プランを聞いたところ、「音声+データプラン」が73.7%、「データ専用プラン」が26.3%となりました。
契約プラン別に利用されている格安SIMサービスにおいても「楽天モバイル」の利用率が最も高く、「音声+データプラン」では29.1%、「データ専用プラン」では14.6%でした。
iPhoneで格安SIMを利用している人は35.8%
格安SIMサービス利用者がメインで利用しているデバイスは、「スマートフォン(Android)」が56.1%、次いで「スマートフォン(iPhone)」が35.8%、「モバイルルーター」が2.7%でした。
デバイス別においてメインで最も利用されている格安SIMサービスは、スマートフォン(Android)、スマートフォン(iPhone)、タブレット(Android)では「楽天モバイル」でしたが、タブレット(iOS/iPad)のみ「IIJmio」という結果になっています。
Source:MMD研究所
Photo:photoAC-かっつ丼
(kotobaya)