Apple Watchの需要は新規中心、買い替えは全体の25%程度
Apple WatchはAirPodsとともにAppleのウェアラブルデバイス部門を牽引する役割を果たしていますが、その需要の大半が新規購入者によるものです。そのため買い替え需要が本格化すれば、今後も成長が見込めるデバイスになる可能性があります。
75%が新規ユーザー
アメリカメディアCNBCによるとApple Watchの購入者の75%は新規購入者であり、買い替え需要はまだ25%にとどまっています。これはApple WatchはiPhoneほど普及しておらず、現在はユーザーを増やす段階であることを示唆しています。
また毎年Apple Watchの最新モデルに買い換えるユーザーはそれほど多くないと見られ、結果として現在の需要の大半が新規ユーザーという状況に繋がっていると推測されます。そのため今後、ユーザーが増えて買い替え需要が強まっていくことでApple Watchの販売台数はさらに拡大し、Appleの業績を下支えする存在になっていくと考えられます。
Series 5の需要は
Apple Watch Series 5はこれまでのバージョンアップに比べて地味と言われています。それでも新規で購入する人が多いことを考えると、今までの勢いを維持してApple Watchの普及を牽引する機種になっていくと考えられます。
日本でApple Payが使えるようになったSeries 2、セルラー通信に対応したSeries 3、画面が大きくなったSeries 4のような派手な変更点はSeries 5にはありません。それでも文字盤の常時点灯や省電力機能の強化、コンパス機能の搭載など特筆すべき変更点があります。今まで慎重にApple Watchの必要性を考慮してきたユーザーを新規購入に向かわせるのに十分な性能を持った機種なのは間違いありません。
なおそれほどApple Watchを使うか分からないものの、ワークアウトの記録、通知の確認、Apple Payといった基本機能を試してみたいというユーザー向けにはApple Watch Series 3が大幅値下げされて販売されています。かなり値下げされたことでSeries 3も注目されており、Apple Watchは幅広いユーザーにさらに普及していくと考えられます。
Source:CNBC via 9to5Mac
(KAZ)