楽天、携帯事業本格参入に先駆け、10月より「無料サポータープログラム」を開始

三木谷浩史

三木谷浩史
 
楽天モバイルは10月1日より、本格的な携帯キャリア事業開始に先駆け、無償で音声・データ通信が利用できる「無料サポータープログラム」を実施すると発表しました。まずは5,000名を対象にスタートし、その後順次対象者数を拡大していく予定です。

5,000名対象の「無料サポータープログラム」

無料サポータープログラムは、いわば正式な有料プランが始まるまでの試運転ともいえるプログラムです。ユーザーからの意見や要望を汲み上げつつ、問題点を改善するのが狙いとしています。
 
楽天モバイル
 
したがって、同プログラムについては、「2020年3月31日まで提供」となっていますが、予定よりも早く一定品質を達成できた場合、その時点で終了となり、正式な有料プランがスタートします。三木谷浩史会長兼社長は本格展開について「1カ月後となる可能性もある」と述べました。
 
楽天モバイル
 
ただし無料サポータープログラムが2020年3月31日より前に終了した場合でも、同プログラムを継続利用する場合は、有料プランへ切り換え後も2020年3月31日までは、アンケートなどのモニター調査に協力する対価として、通信料金と同額程度のモニター報酬が支払われます。
 
■応募手順:
2019年10月1日(火)午前0時00分から10月7日(月)午前9時59分までの間、「楽天モバイル」Webサイト内「無料サポータープログラム」申込ページより、申し込み可能です。
 
■申し込み後の手続き:
申し込みをすると、10月11日(金)より順次、案内のメールが送付されます。申込者多数の場合には抽選となります。

7機種のスマホと2機種のWi-Fiルーターを発売

無料サポータープログラムおよび楽天のMVNOサービスで利用できる端末として、楽天はスマートフォン7機種、Wi-Fiルーター2機種を発売します。
 
楽天モバイルが10月以降発売する新製品は以下のとおりです。
 

  • Oppo「OPPO Reno A 128GB」(発売時期:10月上旬)
  • Samsung「Galaxy A7」(10月中)「Galaxy S10」(12月中)
  • シャープ「AQUOS sense3 lite」(10月上旬)「AQUOS sense3 plus」(12月中)
  • ソニーモバイル「Xperia Ace」(10月上旬)
  • 富士通「arrows RX」(10月上旬)
  • NEC「Aterm MP02LN」(10月上旬)「Aterm MR05LN」(10月上旬)

 
楽天モバイル

iPhoneは使えない?

またこれらの機種に加え、以下のSIMフリースマホも利用可能です。
 
楽天モバイル
 
しかし残念ながらこれらスマホのなかにiPhoneは含まれていません
 
楽天は「特定の企業の端末の扱いについては答えられない」と明言を避けましたが、「発表した以外の端末はテストを行っていないため、うまく動作しない可能性がある」とも述べており、iPhoneは少なくとも無料サポータープログラムの期間中は、楽天回線では使用できないとみて良さそうです。
 
ただし楽天は、正式な有料プラン開始後は、対応機種を徐々に増やしていくと述べています。
 
 
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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