AppleはARヘッドセットのテストを継続? iOS13内のコードが示唆
Appleは2020年に拡張現実(AR)メガネを発表すると複数のアナリストが予測していますが、あるメディアは開発が中断されたと伝えるなど、ARメガネ関連の情報は方向が定まっていません。しかし今回アメリカのネットメディアがARメガネの開発が継続している根拠になり得るコードをベータ版のiOS13内から発見しています。
「着用」と「保持」
MacRumorsが発見したベータ版のiOS13内のAR対応のテストアプリ「STARTester」は着用と保持のモード変更が可能であり、ARメガネ向けの試作アプリとされます。このアプリを使い、Apple内で今でもARメガネの開発チームによるテストが実施されていると考えられます。また「StarBoard」と呼ばれるステレオAR対応アプリ用のファイルも確認できます。
ステレオARは左右で微妙に異なる画像をARメガネに表示することでよりリアルなARを実現するものであり、Apple内でのARメガネのテストが多岐にわたっていることを示しています。一時はAppleによるARメガネの開発は中断と報じられたのですが、今回のコード発見で開発はまだ続いている可能性が出てきました。
人間のパフォーマンスを増幅
Appleの最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏はARについて「人間を隔離するのではなく人間のパフォーマンスを増幅する」と述べ、その重要性を強調します。AppleはARKitの発表以降、機会があるごとにARの可能性に言及し、またクックCEOもAR対応アプリのプロモーションに参加するなどiPhoneとARの親和性の高さをアピールしてきました。
You never know who you’ll run into on the Apple campus! The power of ARKit is coming to @PokemonGoApp today — taking its AR to a new level, including more interactivity between Pokémon and Trainers. pic.twitter.com/ob9K4UEvqg
— Tim Cook (@tim_cook) December 21, 2017
このARをさらに発展させる存在がARメガネであり、Appleが開発を継続しているのは自然な流れなのかもしれません。2020年、Appleの新製品としてARメガネが発表される可能性は一段と高まってきました。
Source:MacRumors
Photo:iDropNews
(KAZ)