Android Qの正式名称は「Android 10」~菓子のコードネームは卒業へ
Googleは22日、次期Androidの名称を「Android 10」にすると発表しました。歴代のAndroid OSは甘い食べ物にまつわるコードネームが付けられていましたが、Android Qの“Q”は食べ物とは無縁でした。
10年目で菓子卒業
Androidは2009年に登場したCupcake(Android 1.5)以来、一貫してコードネームが菓子で統一されてきました。
- Cupcake(カップケーキ)
- Donut(ドーナツ)
- Eclair(エクレア)
- Froyo(フローズンヨーグルト)
- Gingerbread(ジンジャーブレッド)
- Honeycomb(ハニカム)
- Ice Cream Sandwich(アイスクリームサンドイッチ)
- Jelly Bean(ジェリービーン)
- KitKat(キットカット)
- Lollipop(棒付きキャンディ)
- Marshmallow(マシュマロ)
- Nougat(ヌガー)
- Oreo(オレオ)
- Pie(パイ)
リストアップすると、Googleが菓子の名称を自由に付けているのではなく、バージョンごとにアルファベット順に並んでいることが分かります。したがってPieの頭文字である“P”の次に“Q”が来てAndroid Qとなるのは自然でしたが、幸か不幸か10年目にしてコードネームは廃止、正式名称の「Android 10」のみとなってしまいました。
ニュースサイトTHE VERGEは2018年の時点で、「Qurabiya」「Quindim」「Qottab」「Quesito」「Queijadinha」といった候補を挙げつつも、Qで始まる菓子にメジャーなものがないことを受け「Gooogleは菓子を諦めるべきだ」といった見方を紹介していましたが、まさにこの時の予測が的中したことになります。
コードネームが菓子から解放されたことで、Android Rも「Android Ram Raisin(ラムレーズン)」ではなくAndroid 11となることが予想されます。
Source:Google,THE VERGE(1),(2)
(kihachi)