LG、「iPhone11」向けトリプルカメラモジュール生産を本格化

iPhone11 Ben Geskin

iPhone11 Ben Geskin
 
韓国のLG Innotekが、来月発表される見通しの次期iPhone(iPhone11)に搭載されるカメラモジュールの生産を加速させているようです。韓国ET Newsが報じています。

工場従業員を増員

同メディアによれば、LG Innotekの光ソリューション事業部門はiPhone向けカメラモジュール生産のため、短期で働く工場従業員を4月〜6月に大量に採用しました。3月末時点で200人だった短期契約の従業員は、6月末には880人まで増員されています。
 
光ソリューション事業部門はスマートフォン向けのカメラモジュール生産を担っており、この時期の増員はAppleの次期iPhoneのためと見られています。

今年はトリプルカメラモジュールを供給か

LG Innotekは、現在はiPhone XS/XS Max向けにデュアルカメラモジュールを供給していますが、今年のiPhone11向けにはトリプルカメラモジュールを供給する見通しです。
 
ただしToF(Time-of-Flight)センサーを組み込んだ背面カメラモジュールの供給は、2020年まで見送られるとET Newsは記しています。

 
iPhoneの背面カメラモジュールについては、LG Innotekが主要サプライヤーとなっています。しかし新たに中国のO-filmが加わったため、同社は今後シャープおよびO-filmと競合していくことになります。

 
 
Source:ET News
Photo:Ben Geskin/Twitter
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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