北米ウェアラブルバンド市場、第2四半期もApple Watchがシェア首位

    Apple Watch Series 4 CM More Powerful, More Colorful

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    2019年第2四半期(4月〜6月)の北米ウェアラブルバンド市場において、Apple Watchが37.9%のシェアを占めたことがわかりました。

    金額ベースでは世界首位の北米市場

    調査会社Canalysによれば、北米における同四半期のウェアラブルバンド総出荷本数は770万本で、2018年第2四半期と比べると38%増となりました。ここでいうウェアラブルバンドとは、Apple Watchなどのスマートウォッチだけでなく、基本的な機能のみ装備するフィットネストラッカーも含んでいます。
     
    数量ベースでは中国に次ぐ世界2位の北米市場ですが、高額なスマートウォッチ売上が好調なため、金額では世界首位となっています。2019年第2四半期のApple Watchの出荷数は、世界全体で470万本でしたが、そのうち60%以上が北米向けでした。
     

    売上金額でもっとも貢献したのはAppleとSamsung

    ベンダー別に見ると、Appleは出荷本数では前年同期比32%増の290万本でしたが、市場全体が成長したためにシェアは39.5%から37.9%へと若干縮小しました。
     
    首位4社はいずれも対前年比で出荷本数を増やしていますが、特に伸び率が目覚ましいのがSamsungで、前年同期比121%増の80万本となっています。
     
    Canalysは、北米におけるウェアラブルバンド売上金額の増加にもっとも貢献したのが、AppleとSamsungだと述べています。

    LTE接続とヘルスケア関連機能で首位をいくApple

    Canalysは、スマートウォッチ・ベンダーが現在注目しているのがLTE接続機能であり、導入を急いでいると指摘します。ただしAppleはLTE接続機能をいち早く取り入れただけでなく、心電図や転倒検出などのヘルスケア関連機能を次々と追加することでその地位を確固たるものとしており、他社にとってAppleとの競争はますます厳しくなっているようです。

     
     
    Source:Canalys
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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