Appleの「マップ」にARを使ったナビゲーション機能が追加される?


     
    Appleの純正「マップ」アプリで、AR(拡張現実)を使ったナビゲーション機能が今後利用できるようになるかもしれません。AppleがARを使用したナビゲーションに関する特許を申請していたことが明らかになりました。

    ARナビゲーションはiPhoneで利用可能?

    GoogleマップのARナビゲーションが今年5月からPixelシリーズで利用可能となっていますが、Appleの「マップ」でもARを使ったナビゲーションが近く利用できるようになるかもしれません。
     
    Appleが2018年1月に申請していた「拡張現実を使ったナビゲーション(Navigation using Augmented Reality)」と名付けられた特許が、現地時間の7月25日に公開となりました。
     
    カメラとディスプレイがついたデバイス(特許図面の端末はiPhoneのように見える)を自動車のダッシュボードに設置すると、最適化された道路が映し出されます。
     
    ナビゲーションを使用し始める前に、一連の道路画像がカメラで撮影されます。それらの画像は、地平線を定めるためカメラ角度の基準点として使用され、また道路の構成要素を把握するのにも役立ちます。
     

    Apple/USPTO


     
    道路がどこにあるのか、車線が複数ある場合自動車がどの車線を走っているのかを、デバイスの位置情報と以前取得された情報から見極めます。
     
    ひとたび道路の位置情報とカメラ角度が定められると、道路のライブフィードが映し出されます。実映像にナビゲーション画像が被せられるだけでなく、使用していない車線が暗く表示され、経路がハイライトされるようになっています。
     
    また、道路上に示される矢印で、車線変更や、左折・右折箇所を教えてくれます。矢印は、車線変更、左折・右折箇所が近づくと動いたり、点滅したりします。
     

    Apple/USPTO


     
    Appleが特許を申請したからといって、必ずしもその特許技術の開発が行われているとは限りませんが、将来的にARナビゲーションがAppleの「マップ」で利用できるようになる可能性は十分ありそうです。
     
     
    Source:Apple/USPTO via AppleInsider
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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