約35%が「私のiPhoneは5G対応」と認識、米スマホ利用者調査

Decluttr アメリカ スマートフォン利用者調査
 
iPhone XRやiPhone7ユーザーの過半数は自分のスマホの名前を知らず、約35%のiPhoneユーザーが「自分のiPhoneは5Gに対応している」と認識している、というアメリカのスマホユーザーを対象とした調査の結果が発表されました。

自分のスマホのモデル名、iPhone XSとiPhone XRで開き

調査は、アメリカの中古品買取サービス企業Decluttrが実施し、アメリカ在住で18歳以上のスマートフォン所有者2,000人が回答しています。
 
自分が使っているスマートフォンのモデル名を正しく認識している割合は、Samsung Galaxy S9+が71.32%と最も高く、Galaxy S8の58.43%、Galaxy S7の57.64%が続いています。
 
iPhoneシリーズはiPhone XSの57%が最高で、iPhone XRとiPhone7は44%、iPhone8は45.9%と、モデル名を正しく認識できている割合は半数以下でした。
 
興味深いのは、Galaxy Sシリーズは新しいモデルほど認識率が高い傾向がある一方、iPhoneは同じ2018年モデルでもiPhone XSとiPhone XRで認識率に差があることです。
 

 

自分のiPhoneでNFCが使えることの認識率は14%

自分が持っているスマートフォンで使える機能について尋ねたところ、iPhone XR、iPhone XS、iPhone Xのユーザーが、自分のiPhoneでNFCが使えることを認識している割合はわずか14%でした。
 
自分のiPhoneに耐水性能があると知っているiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone Xのユーザーは、半数強にとどまりました。
 

 
また、Samsung Galaxy S7、S8、S9のユーザーのうち、ワイヤレス充電が利用可能であることを知っていたのは40%でした。

3人に1人が「私のスマホは5G対応」

アメリカでは、5Gの商用サービスはアトランタやシカゴ、ロサンゼルスなどの一部都市の限られたエリアで利用できるようになったばかりで、5G対応スマホはまだ少なく、本格的普及はこれからです。
 

 
そんな中、回答者のおよそ3分の1が、自分のスマホは5Gに対応していると認識しています。
 
自分のスマホは5G対応と認識している回答者の62%は、5Gネットワークを使うようになってモバイル通信状態が改善したと答えています。

AT&Tで目立つ「私のiPhoneは5G対応」の認識、その理由は

アメリカの大手キャリアと利用しているスマホのメーカー(SamsungかiPhone)で比較すると、自分のスマホが5G対応と認識している割合は、Samsungユーザーで高い傾向にあり、T-MobileのSamsungユーザーは51%と半数を上回っています。
 
自分のiPhoneで5Gが利用できている、との認識率は、4キャリア平均で35%でした。なお、5G対応iPhoneの発売は2020年と予測されています。
 

 
特徴的なのは、iPhoneユーザーの中では47%と「5G対応」認識率がトップのAT&Tは、Samsungユーザー(48%)とほぼ同率ということです。
 
AT&Tは、4Gの改善版サービスを「5G E」(EはEvolutionの略)と呼んで提供しており、Sprintによる調査の結果「5G Eは5Gよりも同程度か優れている」という回答が54%、「AT&Tのスマホはすでに5Gに対応している」という回答が43%ありました。
 
「5G E」表示は紛らわしく消費者を混乱させる、としてSprintは2019年2月にAT&Tを提訴していましたが、4月に和解しています
 
 
Source:Decluttr via 9to5Mac
(hato)

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