「7pay」で不正アクセス被害が続発、カードによるチャージを停止

セブン&アイ・ホールディングスは7月3日、バーコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」で、一部アカウントへの不正アクセス被害が確認された、としてクレジットカードとデビットカードによるチャージを停止しています。現金でのチャージは可能です。
サービス開始直後の7payで不正チャージが相次ぐ
7月1日からサービスを開始したスマートフォン向け決済サービス「7pay」で、アカウントに不正アクセスされ、クレジットカードで高額なチャージをされた、との被害報告がTwitterなどに相次いでいます。
7payアカウント乗っ取り被害に会いました。
昨日利用登録及び決済クレジットカード情報登録した後5000円チャージした「7pay」で、今朝8時01分から08時40分の間に、合計6回、19万円のクレジットカードからの不正チャージと、直後に東京都内で合計2回の高額決済が行われた。— Tack C. Mizoguchi (@ttack1122) 2019年7月3日
#7pay に昨夜登録したら、今朝方20万円不正にチャージされて奪われてしまいました。
— 森田 繁 (@siglic) 2019年7月3日
カードによるチャージを停止、緊急電話窓口を開設
セブン&アイ・ホールディングスは7月3日、同社Webサイトで「他サービスと同じIDとパスワードや、推測されやすいパスワードを使わないように」などと呼びかけた後、クレジットカードおよびデビットカードによるチャージを停止すると発表しました。
セブン銀行ATM、セブン-イレブン店頭レジでの現金チャージ、nanacoポイントでのチャージは引き続き利用可能です。
また、不正アクセス被害についての問い合わせ先として、24時間年中無休の電話サポートを開設しています。
- 7pay お客様サポートセンター緊急ダイヤル 0570-012-113
- 7月4日午前9時以降: 0120-192-044
7payのセキュリティが甘すぎた?
スマートフォン向け決済サービスの不正利用事件は、昨年末に大規模キャンペーンを実施したPayPayでも発生しました。
しかし、ユーザーからは7payのパスワードは英数字のみ(英字は小文字のみ)で、SMSを使った認証もなく、後発サービスながらセキュリティに問題があったのではないか、との声もあがっています。
さきのPayPay騒動と今般7Pay騒動の違い
●攻撃使用リスト
PP:カード番号/期限/CSC
7P:メールアドレス/パスワード●リスク範囲
PP:クレジットカード所有者
7P:7Pay利用者どう考えても7Pay側の責任重大ですがなこれ…。
— 猫頭 (@nekogashira) 2019年7月3日
Source:7pay
(hato)