Android用「Firefox」の次世代版、プレビュー公開 従来よりも2倍高速に

Mozillaは現地時間27日、Android用に開発した新ブラウザのプレビュー版「Firefox Preview」を公開しました。Mozilla独自のレンダリングエンジンを採用したことで、従来の「Android for Firefox」と比べて最大2倍高速化しています。
独自のレンダリングエンジンを採用した「Firefox Preview」
Mozillaが現地時間27日に公開したAndroid向けの新ブラウザ「Firefox Preview」は、Mozilla独自のレンダリングエンジンGeckoViewを採用していることが特徴です。
プライバシー保護と速度向上の観点からデフォルトでトラッキングを防止する仕様になっており、スピードは従来の「Android for Firefox」と比べて最大2倍高速化しています。
また、お気に入りのサイトをテーマごとに保存、ユーザー間で共有できる新ブックマーク機能Collectionsも搭載します。
「Firefox Preview」はアーリーアダプター向けのプレビュー版として、すでにGooglePlayにて公開されていてインストールも可能です。
なお、Mozillaは以前にもプライバシー保護と動作の軽さを売りにしたブラウザ「Firefox Focus」をリリースしていましたが、今後は次世代のFirefoxに注力するため、「Firefox Focus」の開発を一時的に中止すると発表しています。
モバイル向けブラウザのシェア状況
調査会社Net Applicationsが今年4月に発表したデータによると、モバイル向けブラウザのシェア状況はGoogle Chromeが63.5%、Safariが26.4%、QQ(中国のブラウザ)が2.7%、そしてFirefoxが1.8%となっています。
世界的に見ても「Firefox」のシェアは決して高いと言えませんが、最新版のリリースによって状況は変わるのでしょうか。
Source:Mozilla via CNET Japan,マイナビニュース
(kotobaya)