Apple、「屋内調査アプリ」を大幅アップデート
Appleはインドアマップのデータを正確に測定、アップデートするための屋内調査アプリ「Indoor Survey」を大幅にアップデートしています。建物所有者、管理者が建物を登録していれば、このアプリを使って屋内マップへのデータ提供が素早く、そして簡単にできるようになります。
正確な位置情報を登録
Appleは近年オフィスビルや商業施設の屋内情報をマップアプリに反映させています。このインドアマップにオフィスの場所や店舗の場所を正確に反映させるためのアプリとして「Indoor Survey」があるのですが、先日のアップデートで機能が大幅に更新されています。事前に建物管理者が承認を受け登録された建物なら、屋内の位置情報を簡単に、そして素早く登録できるようになりました。
まだ日本ではインドアマップが使える施設は限られますが、これから東京オリンピックに向けてAppleは日本でも地図情報の充実を図ると報じられています。その際にはインドアマップの情報充実も行われると予想され、「Indoor Survey」が情報更新に役立つことになるのでしょう。
マップアプリは進化中
先日開発者とベータテスター向けに公開されたiOS13のベータ版では、アメリカのごく一部の都市でGoogleが提供するストリートビューのような表示に対応しました。Appleのマップアプリでは「Look Around」と名付けられたこの機能の情報は自動車に搭載されたカメラやセンサーを使って集められており、日本でも昨年から情報収集が続けられています。
Appleは東京オリンピックに向けて日本のマップアプリの情報を他の国より優先して充実させると報じられています。このAppleの方針のもと、2020年を目処にさらに多くの施設で情報量の多いインドアマップが使えるようになり、大都市や観光地で「Look Around」が使えるようになるのではないかと予想されています。
Source:9to5Mac
(KAZ)