Apple、今後4年間はスマートウォッチ市場をリードする〜IDC

AppleはApple Watchによって、少なくとも今後4年間は世界スマートウォッチ市場の首位の座を維持すると、調査会社IDCが予測しています。
2023年のApple Watchの市場シェアは25.9%
スマートウォッチ、イヤウェア(イヤホンなど)、リストバンドを含むウェアラブルの世界全体での出荷台数は、2019年の2億2,290万台から2023年には3億230万台まで増えるとIDCは予測しています。そのうちスマートウォッチの出荷台数は、2019年は9,180万台、2023年には1億3,160万台に達する見通しです。
このスマートウォッチ市場でトップを走るのがAppleです。Appleは当面は首位を譲らず、2023年における市場シェアは25.9%となる見込みです。
Androidスマートウォッチが売れているのは中国だけ
watchOSを搭載したApple Watch以外にも、Android、WearOS、TizenなどさまざまなOSを搭載したスマートウォッチが販売されており、それぞれが市場の拡大に寄与しています。
しかしIDCによれば、首位Appleと2位以下のベンダーの差は大きく開いているうえに、Androidスマートウォッチが売れているのは中国市場のみとのことです。
2023年には半数がセルラーネットワーク接続に
スマートウォッチにおいては、「時計」としての役割よりも、健康状態をチェック・管理するツールとしての役割の比重が高まっており、今後さらにその傾向を強めていくと見られています。
また2023年までには、スマートウォッチの半数近くがセルラーネットワークに接続可能なモデルになるとも、IDCは予測しています。
音を聴く以外の機能を持つものが登場
イヤウェアも、今後大きな成長が期待されるウェアラブルです。出荷台数は2019年の7,200万台から2023年には1億530万台まで増える見通しで、4年間での成長率はスマートウォッチを上回っています。
IDCはイヤウェアについて、現在は音を聴くデバイスとして位置づけられているものの、今後は通訳、スマートアシスタント、コーチングなどの機能を持つものが次々に登場すると予想しています。
Source:IDC via CNET
(lunatic)