GoogleドライブとGoogleフォトの自動同期機能、7月10日で終了
Googleは現地時間12日、GoogleドライブとGoogleフォトの連携機能として提供している「自動同期機能」を、7月10日をもって廃止すると発表しました。ユーザーから「混乱が生じる」というフィードバックがあったためです。
自動同期機能がユーザーに混乱を生じさせた原因とは?
Googleドライブでは、設定から「Googleフォトフォルダを作成する」というマークにチェックを入れると、写真や動画をGoogleフォトに自動同期することができます。
この機能を有効にした場合、どちらか一方で写真・動画のアップロードや削除をすると、他方でも同様の変更が加えられるようになります。
一見すると便利な機能ですが、問題は「データを編集した場合」に起こります。
たとえば、Googleフォト上で写真を編集した場合、Googleドライブにはその編集内容が反映されません。
ユーザーからすれば、Googleフォトで編集した写真とGoogleドライブにある写真は異なるものに見え,別々に保存されたデータかのように錯覚してしまいます。
しかし、実は両データとも同じものであるため、誤って片方を削除すると、別物だと思っていたもう片方のデータも削除されてしまいます。
Googleはこうしたユーザーからのフィードバックを受け、2019年7月10日をもって、自動同期機能の提供を終了すると発表しました。
7月10日以降は自動同期機能の提供を終了、新機能「Upload from Drive」を提供開始
自動同期機能が終了する7月10日以降は、片方のサービスで写真や動画をアップロード・削除しても、もう片方のサービスには変更内容が反映されなくなります。
また、過去に同期したデータは、7月10日以降も両サービス上にそのまま残る(自動同期が適用されない)とのことです。
さらにGoogleは7月以降、「Upload from Drive」という新たな機能を提供開始すると発表しました。これはGoogleドライブ上の写真・動画を手動で選択し、Googleフォトにコピーするという機能です。
Source:Google via マイナビニュース
(kotobaya)