スマホ利用者、通信会社の利用に「ポイント」は重要?MMD研究所が調査

ポイントサービス アイコン

ポイントサービス アイコン
 
スマートフォン利用者とポイントサービスの関係についての調査結果を、MMD研究所が発表しました。通信会社が提供するポイントの満足度や、通信会社の利用継続にどの程度影響するか、などが調査されています。

通信6サービス利用者と「ポイント」の関係を調査

MMD研究所による「通信会社と利用ポイントに関する調査」は、2019年5月16日~5月19日の期間インターネットで実施され、通信大手6サービス(NTTドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobile、UQ mobile、楽天モバイル)のスマートフォン利用者各1,000人、合計6,000人から有効回答を得ています。
 
回答者のうち、ポイントサービスを利用していると回答した5,826人(全体の97.1%)に、最もよく利用するポイントサービスを聞いたところ、全体では「楽天スーパーポイント」の39.4%と「Tポイント」が32.1%の割合が目立ちます。
 
利用通信サービス別では、ドコモ、au、楽天モバイル、UQ mobileでは「楽天スーパーポイント」が、ソフトバンクとY!mobileでは「Tポイント」が最も高くなっています。
 
「通信会社と利用ポイントに関する調査」 MMD研究所
 
特に、楽天モバイル利用者で「楽天スーパーポイント」の割合が72.6%と高いのが目立ちます。
 
ドコモ利用者が「dポイント」と答えた割合は19.8%、au利用者が「WALLETポイント」と答えた割合は10.3%とそれぞれ高く、他の通信サービス利用者とは異なる傾向が見られます。
 
「通信会社と利用ポイントに関する調査」 MMD研究所
 

ポイントサービスの満足度は「楽天」が81.2%でトップ

最もよく利用するポイントサービスについて満足度を聞いたところ、「とても満足」「やや満足」の合計が最も高かったのは、楽天スーパーポイントの81.2%がトップでした。
 
利用者数上位5サービスの中では、2位以下がTポイント(63.0%)、WAONポイント(68.1%)、dポイント(66.7%)、nanacoポイント(60.4%)と6割台なのに対し、楽天スーパーポイントの満足度が高くなっています。
 
「通信会社と利用ポイントに関する調査」 MMD研究所
 

ポイントが使えるお店を積極的に選ぶ割合、「楽天」が最多

利用しているポイントサービスが使えるお店・サービスを積極的に選んでいるかを聞いたところ、上位5サービスのうち、積極的に選んでいるという回答が最も多かったのは「楽天スーパーポイント」でした。
 
「楽天スーパーポイント」は、ドコモ、au、Y!mobile、楽天モバイル、UQ mobileのユーザーでそれぞれトップです。
 
ソフトバンクユーザーは「Tポイント」が49.8%でトップですが、次点の「楽天スーパーポイント」の49.5%とほぼ同率となっています。
 
「通信会社と利用ポイントに関する調査」 MMD研究所
 

ポイント目的のサービス積極利用、全体で楽天ポイントがトップ

ポイントを貯めるためにポイントサービスを積極的に利用しているかを尋ねたところ、積極的に利用するという回答が最も多かったのは「楽天スーパーポイント」で、全通信サービス利用者でトップとなりました。
 
「通信会社と利用ポイントに関する調査」 MMD研究所
 

通信会社提供ポイント、通信サービス利用への影響度は楽天がトップ

メイン利用の通信会社が提供するポイントサービスの利用者を対象に、通信会社の利用を継続する理由にポイントが影響するかを尋ねた結果が以下のグラフです。
 
「とてもなっている」と「ややなっている」の合計は、楽天モバイル(楽天スーパーポイント)の84.2%が最高でした。
 
以下、ドコモ(dポイント)の77.9%、au(WALLETポイント)の72.7%、ソフトバンク(Tポイント)の59.9%、Y!mobile(n=425)の47.1%と続いています。
 
特に、楽天モバイルでは「とても重要で継続する理由になっている」の割合が45.7%と高くなっています。
 
「通信会社と利用ポイントに関する調査」 MMD研究所
 

通信各社、「ポイント」で魅力をアピール

調査結果から、「楽天スーパーポイント」が多くのユーザーに支持されている様子が伺えます。
 
先日、ソフトバンクが長期契約者向けの特典を、Yahoo!グループのWebサービスに用途が限定された「期間固定Tポイント」から、実店舗での支払いに使える「PayPayボーナス」に変更すると発表しています。
 
ドコモの「dポイント」やauの「au WALLET」も、決済サービスとして利便性を高めて魅力をアピールしています。
 
通信各社が、自社ユーザー向けに「ポイント」を活用したキャンペーンも、今後しばらくは活発に展開されることが予想されます。
 
 
Source:MMD研究所
(hato)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

特集

目次