iOS12のバージョン別シェア85%に到達、顧客満足度は97%

Apple WWDC 19 iOS12 シェア
 
Appleは、現地時間6月3日に開幕した世界開発者会議(WWDC 19)の基調講演において、iOS12のバージョン別シェアが85%に達したことを発表しました。

最新版iOSのシェアが85%

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、WWDC 19の基調講演で、iOSのバージョン別シェアを紹介し、最新版のiOS12が85%を占めると発表しました。
 
また、iOS12は顧客満足度が97%と非常に高いだけでなく、iOS12のバージョン別シェアの伸びは、過去のどのバージョンよりも好調だ、と胸を張りました。
 

 
クックCEOは、「最新バージョンの利用者が多いことは、開発者にもユーザーにも有益です」と、iOSの優位性を強調しています。

Android最新版「Pie」のシェアは10%

一方で、2018年8月に公開されたAndroidの最新バージョン「Android 9 Pie」のバージョン別シェアは、10.4%にとどまっています。
 

 
ただし、Googleが公開しているAndroidのバージョン別シェアの最新データは、2018年10月26日時点と半年以上前のものであることは考慮する必要があります。

直近4年間のデバイスに絞ると87%

Appleが公開しているバージョン別シェアによると、2019年5月30日時点で、iOS12が85%、iOS11が9%、それ以前のバージョンが6%となっています。
 

 
なお、直近4年間に発売されたiOSデバイスに絞ると、この割合は87%に上昇します。

1年前のiOS11はシェア81%

1年前のWWDC 18の時点では、iOS11のバージョン別シェアは81%で、2018年9月のiOS12公開直前で85%だったので、クックCEOの言うように、iOS12のシェアは順調に伸びていることが分かります。
 
2019年1月1日時点でのiOS12のバージョン別シェアは、全体で75%、直近4年間に発売されたデバイスでは78%でしたので、約5カ月間で10ポイント上昇した計算です。
 
 
Source:Apple, Google
(hato)

モバイルバージョンを終了