App Storeでアプリ審査を行っていた人物が内情についてポッドキャストで告白


     
    App Storeに提出されるアプリの審査を2009年から2016年まで行っていたフィリップ・シューメーカー氏が、Bloombergのポッドキャスト「Decrypted」に登場し、当時のアプリ審査方法や、これまでにあった信じられないアプリアプリを却下するときの難しさなどについて述べました。

    当時存在した信じられないアプリとは?

    「App Storeの黎明期、アプリの審査は3人の従業員が共同で行っていたが、次第に従業員が単独でアプリ審査を行えるようになっていった」、とシューメーカー氏は過去を振り返りました。
     
    不適切なアプリやバグの多いアプリの数を減らすため、Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長フィリップ・シラー氏が、人間によるアプリの審査を推し進めたとされていますが、それでもApp Storeにあるべきではないアプリが多々存在したようです。
     
    例えば、「Baby Shaker」と名付けられたスマホを揺らして赤ん坊を泣き止ませるゲームアプリや、「I am Rich」という、当時のApp Storeのアプリの最高額999ドル(現在約12万7,000円相当)で販売されたアプリが過去にありました。「I am Rich」はストアに掲載後わずか1日後に削除されましたが、アメリカとヨーロッパで合計8人が購入しており、開発者に5,600ドル、Appleに2,400ドルの利益がもたらされたといわれています。

    提出されたアプリを却下することの難しさ

    シューメーカー氏は、自身が担っていたアプリ審査の業務の難しさについてもポッドキャストの中で触れました。
     

    自分がアプリのストア掲載を阻んでいる張本人なんだ。開発者が食べ物を買ったり、子供を学校に送ったりできたかもしれないお金を生み出したかも知れない。電話をかけて断りを入れる時はいつも胸が張り裂けそうだった。

     
    またシューメーカー氏は、すでにサードパーティ企業がサービス展開している領域にAppleが入り込んでいくことについて、競争の観点から状況を危惧している、と述べました。
     
    Appleは、動画ストリーミングサービスApple TV+を今年開始する見込みで、NetflixやHuluなどのサードパーティ企業との兼ね合いが気になるところです。
     
     
    Source:Bloomberg via 9to5Mac
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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