2018年の中国・世界市場でのベストセラースマートフォン上位10機種とは
調査会社カウンターポイントが、2018年の中国およびグローバル市場におけるベストセラースマートフォンのトップ10機種ランキングをまとめ、発表しました。
2018年の中国スマホ市場
世界最大のスマートフォン市場である中国でも、2018年はスマホの売れ行きが全体的に伸び悩みました。
カウンターポイントの調べによると、サブブランドのHONORを含め、売上ではHuaweiがリードしていたものの、2018年に最も売れたスマホはOPPO「R15」でした。しかもOPPOは5機種がトップ10入りしています。
Appleは2017年と同様、2機種がトップ10入りを果たしました。2機種の顔ぶれも「iPhone X」「iPhone 8 Plus」と変わらないままとなっています。2018年秋発売のiPhone XS/XS Max/XRはひとつも10位内に入っていません。
カウンターポイントは中国でのiPhoneの売れ行きについて、「この機種のノッチディスプレイには批判もあるが、全体的なユーザーエクスペリエンスとブランド力によって、iPhone Xは消費者の間に根強い人気がある。iPhone 8 Plusが6位にランク入りしたのは、Appleのブランドとシステム全体の使い勝手が良い評価を得たことを示している」と説明しています。
2018年の世界スマホ市場
グローバル市場のベストセラースマホでは、AppleのiPhone 6機種がトップ10入りし、圧倒的な力を示しました。
2017年に登場したiPhone8/8 Plus/Xを合わせた販売台数は約1億台とカウンターポイントは見積もっています。昨秋発売されたiPhoneについては、iPhone XS MaxとiPhone XRはそれぞれ1,600万台販売されたとのことです。
またカウンターポイントは次のように記しています。
その一方で、同じ新機種でもiPhone XSは販売地域によっては難しいポジショニングの機種となってしまい、トップ10入りはならなかった。その代わりにiPhone 7がいくつかの国でコストパフォーマンスが高い機種と認知された結果、売上が伸びた。
Source:Counterpoint
(lunatic)