Adobe「Creative Cloudアプリ旧版は使うな」と警告、訴訟の可能性も
Adobeは先週、PhotoshopやLightroomを含むCreative Cloudの古いバージョンのアプリが使えなくなることを発表しましたが、現地時間5月13日よりユーザーに対し、アプリを最新版へとアップデートしない場合、訴訟の対象となる可能性があるとの通知を送信開始しました。
旧版の継続使用は訴訟の対象となる可能性も
AdobeはCreative Cloudアプリの旧版を使用しているユーザーに対し、旧版はライセンス対象から外れており、使用の継続は著作権侵害になると通知しています。
また同社はユーザーに対し、Creative Cloudデスクトップアプリを使って、Creative Cloudの最新版へアップデートするよう推奨しています。
今回の件について不満を抱いているユーザーもいるようで、ユーザーのマット・ロスザック氏はTwitterに「Adobeから、お金を払っているソフトウェアがもう使用できないというメールが来た。サブスクリプションをキャンセルする時がきたみたいだ」と投稿しています。
I just got an email from @Adobe that I'm no longer allowed to use the software that I'm paying for. Time to cancel my subscription I guess.
Share plz. pic.twitter.com/ZIIdqK5AkM
— Matt Roszak ? (@KupoGames) 2019年5月10日
Doblyによる提訴が理由か
Adobeの説明によると、Creative Cloudユーザーはアプリの最新バージョンとその一つ前のバージョンしか、直接ダウンロードできません。
米メディアMacRumorsは、Adobeは現在Dolbyにより著作権侵害と契約不履行で提訴されており、Creative Cloudアプリの旧版の使用が認められないのはそのためではないかと推測しています。
アップデートさえすれば問題ないので、それほど大きな影響はないと見られています。ただし旧版を継続使用したい一部のユーザーにとっては、残念な通知となりました。
Source:MacRumors
(lunatic)