米在住の男、「空箱詐欺」でAppleから大金せしめたと認める

    空箱

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    米ミシガン州在住の男が裁判において、Appleに対して働いた詐欺行為を認めました。男が行ったのはいわゆる「空箱詐欺」といわれる手口です。

    「空箱詐欺」で100万ドル

    バン=セイラ・モーク被告(25)は、米カリフォルニア州サンノゼ裁判所において、詐欺およびマネーロンダリングを行ったことを認めました。
     
    米メディアAppleInsiderによれば、モーク被告はAppleのオンラインストアで商品を購入した顧客になりすまし、Appleサポートに「商品が入っていない空箱が届いた」と電話。Appleから返金された代金を横取りするという行為を繰り返していました。
     
    また受け取ったお金は複数の銀行口座に分散させ、調査の手が伸びないようにしていたとのことです。モーク被告がAppleからだまし取った総額は100万ドル(約1億1,000万円)にのぼります。
     
    被告が返金された代金をどのように横取りしていたのか、また協力者がいたかどうかについては、検察側は明らかにしていません。

    最高20年の服役と罰金50万ドル

    モーク被告はこのほかにも複数の詐欺やマネーロンダリングの罪に問われていましたが、司法取引により、2件のみの有罪判決となりました。刑罰の内容は10月に決定する予定で、最高で20年の服役および50万ドル(約5,500万円)の罰金となります。

     
     
    Source:AppleInsider
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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