Twitter、iOSアプリで位置情報を誤って収集&広告主に送信
iOS版Twitterアプリで、共有されるはずのないユーザーの位置情報までが、誤って広告主に共有されていたことがTwitterの公式発表によって分かりました。
誤って位置情報が送信されていた
Twitterの公式発表によると、iOSのTwitterアプリで複数のアカウントを登録しており、なおかつそのうちの1つで位置情報機能をオンにしている場合、同機能がオフになっている残りのアカウントでも、位置情報が収集されてしまっていたそうです。
また、「信頼できるパートナー」である広告主が広告枠に対してリアルタイム入札を行う際、Twitterが彼らに対してユーザーの位置情報を誤って送信していたことも明らかにされました。ただし位置情報は、あくまでも郵便番号や街(5平方kmの範囲として)として開示され、詳細な所在地がそのまま公開されたわけではないようです。
Due to a bug in Twitter for iOS, we inadvertently collected and shared location data (at the zip code or city level). We have fixed the bug, but we wanted to make sure we shared more of the context around this with you. More here: https://t.co/n04LNt62Sa
— Twitter Support (@TwitterSupport) 2019年5月13日
また、ハンドル名(@で始まるアカウントの文字列)や個人を特定するような情報を広告主は受け取っておらず、位置情報についても「短時間システム内に存在する」に留まっていたとTwitterは述べており、具体的にユーザーの個人情報が漏洩したわけではないことを強調しています。
なお、Twitterの位置情報はアプリで「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「正確な位置情報」を選択することで、オン/オフの切り替えが可能です。
Source:Twitter,9to5Mac
(kihachi)