Appleのティム・クックCEO「プログラマーになるのに大学を出る必要ない」


 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、今週初めに米フロリダ州オーランドのApple Storeを訪れ、Appleの開発者会議(WWDC 19)に参加する資格を得た16歳のリアム・ローゼンフェルド氏と面会しました。クックCEOはそのとき、「プログラマーになるのに4年間の学位(学士)は必要ない」と語ったとされています。

プログラミング教育は学校教育の初期の段階で取り入れるべき

クックCEOは、プログラミングの教育は学校教育の早い段階で始められるべきと提唱しており、Apple Storeで十代プログラマーのローゼンフェルド氏と対面し、以下のようにコメントしました。
 

4年間の学位(学士)は熟練したプログラマーになるのに必要だとは思わない。それは古くて伝統的な見方だ。我々が気づいたのは、学校教育の初期の段階でプログラミングを取り入れることで、高等教育の期間にかなりの難易度にまで達することができるということだ。リアムのような卒業生はその例で、すでにApp Storeに掲載できるようなアプリを書くことができる。

Everyone Can Codeはすでに多くの教育機関で採用

AppleはEveryone Can Codeというプログラミング教材の開発を行っており、「幼稚園児から大学生まで、あらゆる年齢の子どもたちにプログラミングを教えるのに役立つ」と謳っています。
 
2018年11月のAppleのブログ投稿では、「Everyone Can Codeカリキュラムは今日、世界中の5,000以上の学校、コミュニティカレッジ、専門学校で利用されています」と記されており、すでに多くの学生がAppleの教材でプログラミング教育を受けていることが伺えます。
 
 
Source:TechCrunch via MacRumors, Apple [1], [2]
Photo:Austin Community College/Flickr
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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