トランプ米大統領、対中国の輸入関税を25%へと近く引き上げか〜Apple製品も影響?
トランプ米大統領は、中国から輸入される製品への関税を10%から25%へと引き上げることを発表しました。関税引き上げは現地時間の5月10日に行われる見込みです。
Apple製品はもはや対象外ではない
Appleは中国製の製品に対してかけられる関税率が25%を超えない限り生産拠点を中国から移さない、と昨年12月にBloombergが報じましたが、ついにその境界線に近く達する見通しです。
これまで中国から輸入される製品の多くに10%の関税がかけられており、25%の関税は500億ドル(約5.5兆円)相当の一部の製品にのみに課されていました。Apple製品はこれまで課税から除外されていましたが、ついに一律で25%の課税が発表され、Apple製品にも輸入関税がかけられる可能性が浮上しました。
この10カ月間、中国はアメリカに500億ドル相当のハイテク製品に25%の関税、2,000億ドル(約22兆円)相当のその他の製品に10%の関税を支払ってきた。これらの収入は我々の素晴らしい経済実績に一部貢献している。金曜日に10%から25%に引き上げられる。
For 10 months, China has been paying Tariffs to the USA of 25% on 50 Billion Dollars of High Tech, and 10% on 200 Billion Dollars of other goods. These payments are partially responsible for our great economic results. The 10% will go up to 25% on Friday. 325 Billions Dollars….
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 5, 2019
3,250億ドル(約35.78兆円)相当の中国から輸入される製品はこれまで非課税となっていたが、これらにもすぐに25%の関税が課されることになる。アメリカが徴収する関税の製品コストへの影響はほとんどない。多くは中国の負担となる。中国との貿易交渉は続いているが、時間がかかりすぎている。中国は再交渉しようとしているようだが、そうはいかない!
….of additional goods sent to us by China remain untaxed, but will be shortly, at a rate of 25%. The Tariffs paid to the USA have had little impact on product cost, mostly borne by China. The Trade Deal with China continues, but too slowly, as they attempt to renegotiate. No!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 5, 2019
Source:9to5Mac
Photo:The White House/Flickr
(lexi)