Foxconn、MicroLEDの開発を加速中か


     
    iPhoneの組み立てを行うことで知られるFoxconnグループは、次世代ディスプレイ技術MicroLEDの開発を加速させている、と中国メディアEconomic Dailyを情報源として台湾メディアDigiTimesが伝えています。

    FoxconnはMicroLED開発のため3つの子会社を所有

    MicroLEDとは、非常に微細なLEDを敷き詰めて映像を表示する技術で、有機EL(OLED)の次のディスプレイ技術になるといわれています。
     
    Foxconnは現在、MicroLED開発においてAdvanced Optoelectronic Technology(AOT)Epileds TechnologiesMarketech Internationalの3つの子会社を所有しており、MicroLEDチップと生産設備に関連する生産能力を向上させていることがわかっています。
     
    AOTは、ミニLEDとMicroLEDの両技術の開発において重要な役割を担っており、8KパネルのLED BLU(LEDのバックライトユニット、英:Back Light Unit)と、ミニLEDチップのフリップチップ実装(実装基板上にチップを実装する方法のひとつ)の生産能力を誇っています。
     
    Epileds Technologiesは、RGB ミニLEDチップの生産に熟練しているとされています。RGB技術はMicroLED製品の開発に欠かせないものとなっています。
     
    Marketech Internationalは、ベルギー拠点のImecと組んでMicroLED生産のためのテストチップ実装設備の開発を終えたばかりです。
     
    Imecは、テストチップ実装設備のクライアントへの出荷を行っており、Marketech Internationalとの共同チームもLEDチップからの大規模移行の注文を受けていることがわかっています。
     
     
    Source:DigiTimes
    Photo:Jenifer Chen/Flickr
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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