Apple、クリーンエネルギー生産100%取り組みサプライヤーが倍増と発表


 
Appleは現地時間4月11日、同社製品の生産を100%クリーンエネルギーで賄うことへの協力を表明したサプライヤーの数が約2倍へと増え、総数で44社となったことを発表しました。

FoxconnやPegatronなどが新たに参加

新たにApple製品の生産を100%クリーンエネルギーで賄うことを約束したサプライヤーには、Appleの主要サプライヤーであるHon Hai Precision(Foxconn)、Pegatron、プロセッサ供給を担うTSMC、インドでのiPhone生産で知られるWistron、筐体メーカーのCatcher Technology、ゴリラガラスのCorningなどが含まれています。

2020年までに5ギガワット以上に拡大

またAppleは、サプライチェーンで使用する再生可能エネルギーを、2020年までに4ギガワットに拡大するという目標を掲げていましたが、同期間内に当初の目標を1ギガワット以上上回る可能性が高まったことも明らかにしました。
 
同社は1年前に、自社施設(本社、小売店、研究施設、データセンターなど)で使用する電力を、全て再生可能エネルギーで発電された電力で賄えるようになったと発表しています。なおこれにはアメリカだけでなく、全世界のApple施設が含まれます。

グリーンボンドで40の環境関連プロジェクトを支援

さらにAppleは、グリーンボンドを通じて調達した、米国企業としては過去最大となる資金25億ドルの全額を、全世界で40に上る環境関連プロジェクトに投じていることも発表しました。これらには、Appleが必要とする電力負荷を賄うために立ち上げた複数のプロジェクトも含まれています。
 
資金はそのほか、屋根に設置する太陽光発電パネル(日本)、水を保全する帯水層(米オレゴン州)、100%リサイクルされたアルミニウムから作られるカスタム合金の開発(MacBook AirとMac miniの最新モデルで採用)など、さまざまな分野における環境調査と技術開発にも活かされています。

 
 
Source:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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