Apple、App Storeで新たな料金オプションを追加〜課金を続けさせる試みか

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    App Store課金サービスに登録済みユーザー、または過去に登録したことがあるユーザーに対して割引料金が適用できるようになりました。アプリ開発者にはユーザーに課金を続けさせるための新たな料金オプションが与えられることになります。

    サブスクリプション登録を長くするための新たな方策とは?

    割引料金は、新規課金ユーザーに対してはすでにこれまでも適用可能となっていましたが、2月22日付のApp Store Connectの発表により既存の課金ユーザー、もしくは過去に登録したことがあるユーザーに対して使える新料金オプションが追加されることが明らかになりました。
     
    iOS12.2、macOS Mojave10.14.4、tvOS12.2から利用できる新しい料金オプションは以下の通りです:
     

    無料トライアル
    カスタマーは一定期間、無料で登録を利用できます。たとえば、30 日間の無料トライアルを設け、その後は通常の更新価格である月額 4.99 ドルに戻るといった形です。
     
    都度払い
    カスタマーは一定期間、プロモーション価格を支払います。たとえば、3 か月間は月額 1.99 ドルとし、その後は通常の更新価格である月額 9.99 ドルに戻るといった形です。
     
    前払い
    カスタマーは特定の期間に対して 1 回限りのプロモーション価格を支払います。たとえば、登録の当初 6 か月間を 9.99 ドルとし、その後は通常の更新価格である年額 39.99 ドルに設定するといった形です。

    アプリ公開から1年までは30%のマージン支払い

    App Storeでアプリが公開されてから1年以内は、開発者はサブスクリプションによる収益の30%をAppleに支払う必要があります。
     
    1年を超えるとマージンは半分の15%にまで引き下げられます。このマージンの仕組みは、開発者が長期間に渡って質の高いアプリを提供し続けるのに有効とされています。
     
     
    Source:App Store Connect via Ars Technica
    Photo:Apple
    (lexi)

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