スマートフォンの収益、売上台数は下がっても上昇傾向に〜GfK調査


 
スマートフォンがもたらす収益は、全世界的にみて上昇していることがドイツの市場調査企業GfKのデータから明らかになりました。

消費財のうち大きなシェアを占めるモバイル製品

GfKのデータによれば、2018年のスマートフォンの収益は5%増となり、5,220億ドル(約57兆8,522億円)となったことがわかりました。
 
昨年、国際的なスマートフォンの売上台数は3%減となりましたが、収益自体は上昇傾向にあることが伺えます。
 
GfKはモバイル市場の力強さに関して、2月25日〜28日の期間でスペイン・バルセロナで開催されているWorld Mobile Congressで以下のように発表しました:
 

スマートフォン、携帯電話、ウェアラブルデバイスのシェアは技術消費財(TCG: technical consumer goods)の1兆2,000億ドル(約133兆円)のうち44%を占めている。国際的なスマートフォンの需要は2018年に3%減となり、出荷台数は14億4,000万台となったが、売上はいまだ大きく5,220億ドルに達した。

高い平均販売価格が売上増となった原因か

GfKは、スマートフォンの平均販売価格(ASP: average selling price)が上がったことが全体の売上上昇につながった原因と見ています:
 

2018年に売れたスマートフォンの12%(2017年の9%から上昇)が800ドル(約88,676円)以上で販売されている。販売価格が150〜400ドル(約16,624〜44,331円)のミッドレンジ機は全体の46%に達し、重要な位置を占めている(2017年の44%から上昇)。

 
 
Source:GfK via 9to5Mac
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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