AppleがGoldman Sachsと提携し年内にクレジットカード発行か
Appleが金融機関Goldman Sachsと提携し、iPhoneと組み合わせて使用できるクレジットカードの発行を計画している模様です。The Wall Street Journalが伝えています。
正式な発行は今年後半に
クレジットカードはまず、今後数週間以内に従業員向けに試験的に発行され、正式な発行は今年後半になると関係者がWSJに語っています。新しいカードをAppleのWalletアプリと組み合わせることで、支出の管理、特典のチェックなどが可能になるようです。
WSJは昨年5月にも、AppleがGoldman Sachsと提携して「Apple Payカード」(仮称)を発行すると報じています。Goldman Sachsとしても、これが初めてのクレジットカードとなります。
2%のキャッシュバック
Appleは現在Apple Pay経由でも手数料を得ています。しかし自社のカードとなれば、手数料による収益はさらに増えると見られています。
一方のGoldman Sachsは、2016年に一般消費者向けのオンライン融資・貯蓄サービス「Marcus」を設立しました。Appleとの共同カード発行により、若く、テクノロジーに詳しい、裕福なiPhoneユーザーをMarcusの顧客として取り込むという狙いがあります。
関係者によれば、「Apple Payカード」はMastercardの決済ネットワークを利用する模様です。カード利用者は同カードで決済すると通常約2%のキャッシュバックが受けられ、Apple製品やサービスではさらにキャッシュバック率が高くなる見通しとのことです。
Source:The Wall Street Journal
(lunatic)