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2019年2月4日 11時48分

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将来、取扱説明書は不要に? MRゴーグルをかけて見えるままに組み立てる

HoloLens
 
家具等を組み立てる時、取扱説明書がわかりづらい、と感じたことがある人は多いと思います。部品点数が数えられるくらいならまだしも、それが数十万〜数百万に及ぶ製造現場では、取扱説明書のわかりづらさはスケジュールの大幅な遅延にもつながってしまいます。
 
NASAやトヨタはこういった問題を解決するために、Microsoftのヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を使い、作業の効率化を進めています。

Microsoftが開発したHoloLens

HoloLens2
 
HoloLens」は、Microsoftが2015年に発表した、現実空間と仮想空間を複合させるMR(Mixed Reality)ゴーグルです。文字通り、HoloLensを装着したユーザーは目の前にホログラムを投影することができます。
 
また、HoloLensは空間の座標を記憶する「空間共有機能」を搭載しているため、複数人で見ているものを共有できることも特徴です。
 
製造現場ではこうしたHoloLensの特徴を利用して、作業の効率化が進められています。
 

NASAやトヨタも導入

NASA
 
たとえば、NASAでは「HoloLens」を付けてロケットの組み立てをしているそうです。ロケットの部品は数十万〜数百万点に及びますが、ロケットは1点モノな上に、一つ一つの部品が非常に高価なため、人間が手作業で組み立てる必要があります。
 
NASA2
 
これまでは、作業員が1,000ページ以上の取扱説明書を読んで作業を行っていたそうですが、現在は「Scope AR」というソフトを使い、現物の上にCGモデルを重ねることで、部品の組み方やネジの締め方など「指示を見ながら」作業を進めることができます。NASAでは「HoloLens」の導入により作業効率が劇的に上がったそうです。
 

 
またトヨタでは、車両の検査や、大型設備の入れ替えの際にHoloLensを使っています。

取扱説明書がなくなる未来は近い?

MRのアプリケーションの一つに「Fologram」というものがあります。
 
これは設計図をMRで立体視させ、複雑なデザインの組み立てを助けてくれるアプリです。
 
たとえば、建築現場で「Fologram」を使えば、複雑なデザインの構造物も正確に速く作ることが可能です。
 

Fologram Talks: Holographic Brickwork from Fologram on Vimeo.

 
木材を切り、一から部品を作る際も、部品の上にCGでマークされたとおりに切って組み立てていけば、複雑な作品を簡単に作ることができます。
 

 
MRゴーグルが普及していけば、将来的に取扱説明書がなくなる日もそう遠くはないかもしれません。
 
 
Source:GIZMODO(1),(2)
Photo:flickr-Microsoft Sweden,Microsoft,MIT Technology Review
(kotobaya)

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