Samsung、Appleを提訴したイスラエル企業を買収

Corephotonics

Corephotonics
 
Samsungが、スマートフォン向けデュアルカメラなどカメラ技術を開発するイスラエル企業Corephotonicsを買収したことがわかりました。買収金額は約1億5,500万ドル(約169億円)とのことです。イスラエルメディアGlobesが報じています。

2017年に特許侵害でAppleを提訴

Corephotonicsは2012年創業の新興企業で、スマートフォン向けのデュアルカメラや望遠レンズなどを開発しており、現在25倍望遠レンズを開発中としています。
 
また同社は2017年に、AppleのiPhone7 PlusとiPhone8 Plusが搭載するデュアルカメラが、同社が保有する4つの特許の侵害にあたるとしてAppleを提訴しています。
 
その後Corephotonicsは、訴訟の対象にiPhone Xも追加していますが、Appleはこれに対し、iPhoneが搭載するデュアルカメラに関する特許を侵害しているのはCorephotonicsのほうだと主張しています。

現在OPPOにカメラを供給中だが…

米メディア9to5Macによれば、Corephotonicsは現在中国ベンダーOPPOのスマートフォンに、5倍望遠および10倍望遠カメラを供給しています。
 
Samsungによる買収が完了した後も、OPPOが継続してCorephotonicsからのカメラレンズ供給を受けるかどうかは不明です。

 
 
Source:Globes via 9to5Mac
Photo:Facebook/Corephotonics
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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