2大Appleサプライヤー、中国以外での生産を拡大

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FoxconnPegatronの2大Appleサプライヤーが、米中貿易摩擦や中国経済鈍化の影響を回避するため、中国以外の国々へと生産拠点を拡大しています。

FoxconnとPegatronが中国以外での生産を強化

Financial Timesによると、Foxconnは現地時間1月25日台湾証券取引所に、昨年9月以降インドの子会社に最高2億1,500万ドルを投資したこと、またベトナムで土地利用の権利を購入したことを書類で報告しました。
 
またPegatronは26日、インドネシア、ベトナムおよびインドに、生産工場を建設する計画を明らかにしました。同社は現在、売上の約30%をAppleに依存しているといわれています。
 
Pegatronの童子賢社長は、ベトナムでの正式な生産計画は近く発表するとしながらも、中国以外での生産拡大は米中貿易摩擦の今後の動向次第と付け加えています。

Pegatron、3年以内にベトナムとインドに新工場

Foxconnはすでにインドとベトナムに工場を持っていますが、これらの工場ではまだApple製品の生産は行っていません。
 
一方Pegatronは、これまで生産のすべてを中国で行ってきました。しかし米中貿易摩擦による関税引き上げを受けて、昨年末より影響のある製品の生産を台湾で行うとともに、今月からインドネシア・バタム島の工業団地内の工場を借り、急遽生産を開始しています。ベトナムとインドの新しい工場は、3年以内に建設する計画とのことです。
 
Foxconn、Pegatronともに、AppleからiPhone生産拠点を中国の外に移すよう打診があったとは述べていません。しかしReutersは昨年12月、FoxconnがベトナムでのiPhone組立工場建設を検討していると報じています。

 
 
Source:Financial Times via 9to5Mac
Photo:Pegatron
(lunatic)

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