ジープで事故に遭った男性、Siriに救われる

米ネバダ州の男性がジープを運転していたところ、誤って乾いた湖底に突っ込んでしまい、非常に危険な状態に置かれましたが、Siriによって救助を要請することができたと報じられています。
まったく動くことができなかった
ネバダ州パーランプで、ジープを運転していたネイト・フェリックス氏は、乾いた湖底に突っ込んでしまいました。
車はひっくり返り、フェリックス氏は身動きが取れなくなってしまいます。車から抜け出そうとしましたが、痛みで動くことができませんでした。
「はい出てこようと思ったが、身体全体の80%くらいが麻痺しており、頭を上げることさえできなかった」と、フェリックス氏は語ります。
必死で「ヘイ、Siri!」と叫んだフェリックス氏
愛犬が隣にいて温めてくれましたが、夜を越すことはできないだろうとフェリックス氏は悟り、スマホに助けを求めることにしました。
「だから叫んだ。”ヘイ、Siri!”って。”〜に電話して”、”〜に電話して”と考えつく人に片っ端から電話をかけた」と、フェリックス氏は述べました。
「誰も電話に出なくて、”つながりません”が続いたとき、緊急電話(911)にかけてくれるよう頼んだ」
フェリックス氏は、危機的な状況にあったとき、10歳の娘のことが頭から離れませんでした。
「娘がいるんだ。不幸にもがんで母親をなくしてしまったんだ。おれは帰らないといけない」
駆けつけた救急隊員は、スプレッダを用いてジープのドアをこじ開け、フェリックス氏を助け出しました。同氏はその後4日間病院で過ごしました。
現在は車いす状態のフェリックス氏ですが、日々回復を目指してリバビリに励んでいるようです。
Source:KSNV via AppleInsider
(lexi)