OPPO、スマホカメラで画質劣化なく10倍ズームが可能な技術を開発中

スマートフォン性能の善し悪しを決めるポイントは人によって異なりますが、多くの消費者がカメラを真っ先に挙げるのではないでしょうか。そんな消費者心理を追い風に、OPPOが10倍のズーム性能を持つカメラを開発しているようです。
10倍ズームでも画質の劣化はなし
先日申請されたばかりの特許によると、中国スマートフォンメーカーのOPPOは10倍ズーム機能を備えたカメラを開発中のようです。
これは焦点距離の異なる3つのカメラ(トリプルカメラ)とソフトウェアを駆使することで、ズーム状態においても高画質を保持するという仕組みで、10倍までなら一般的なスマートフォンカメラがズームしたときのように画像が荒くなることもありません。
実現すれば史上初
すでに同様の仕組みを採用したスマートフォンとしては、Huawei P20 Proが光学3倍ズームとデジタルズームの統合によって5倍の“ハイブリッドズーム”を可能にしていますが、10倍となると前例がありません(OPPOのみならずHuaweiも10倍ズームを開発中との噂)。
報道を受けて、OPPOのスポークスマンが「開発段階はほぼ成熟している」と自信を覗かせていることから、さっそく次世代フラッグシップモデルであるOPPO F19に採用されるのではないか、との観測も出ています。
世界スマートフォン市場で5位につけるOPPO、そして2位のHuawei(2018年第3四半期:IDC調べ)が10倍ズーム機能を採用したカメラをリリースする用意があるとなれば、2019年もカメラの性能を競う戦いは一層激化することとなりそうです。
Source:TechNode
(kihachi)