元NASAの技術者、HomePod空箱ラメ爆弾で宅配泥棒に仕返し

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クリスマスが近づくにつれ、各家庭に数多くの宅配物が届けられます。しかし家人が留守の場合、アメリカでは玄関先にそのまま置かれるケースが多いため、それを狙う泥棒が後を絶ちません。
 
こうした泥棒に仕返しをするため、元米航空宇宙局(NASA)のエンジニアがAppleのHomePodの空き箱で「ラメ爆弾」を制作、動画を公開しています。

後を絶たない宅配物泥棒

元NASAのエンジニアのマーク・ロバーさんは、実際に自分の玄関先に配達された宅配物を盗まれた経験があります。監視カメラの映像には泥棒の姿が映っていましたが、警察からは捜査するだけ無駄だと告げられたとのことです。
 

誰かに宅配物を盗まれた。警察は何もしてくれないので、半年かけて正義を示すためのものを作り上げた。復讐は大成功だ。

箱を開けるとラメが飛び散り悪臭を噴射

グリッター(ラメ)爆弾にしたのは、人体には危害を及ぼさないからです。ロバーさんは、箱を開けると中の漏斗が回転して、ラメの雲が発生する仕組みを作り上げました。爆発はしませんが、ラメが四方八方に飛び散ります。ロバーさんはさらに悪臭を噴射するスプレーも追加しました。
 
しかも箱の内側の側面に4台のスマートフォンを仕込み、犯人が箱を開けた時の反応を逐一撮影、クラウド上にアップロードするようにしました。GPSもついているので、追跡も可能です。
 
これらの仕組みを、ロバーさんはAppleのHomePodの空き箱で作成、箱が見えるようにわざと透明の包み紙でラッピング。玄関先に置きました。ユーモアあふれるロバーさんが、送り主を映画「ホーム・アローン」の主役、ケビン・マカリスター(マコーレー・カルキン)、宛先を同映画に登場し、ケビンから散々な目にあわされる2人組の泥棒、ハリーとマーヴとしているのもちょっと笑えます。

ラメと悪臭に慌てる泥棒たち

最初の泥棒は盗んだ箱を車の中で開封、車内は見事にラメだらけとなりました。ロバーさんは駐車場に置き去りにされた箱を回収、再利用しています。ラメと悪臭スプレーを浴びた泥棒たちの慌てる様子は、以下の動画でご覧いただけます。

 

 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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