Apple、新人ミュージシャン支援企業「Platoon」を買収

    PLATOON

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    Appleが、ミュージシャン向けサービス企業のPlatoonを買収したと報じられています。Apple Music向けの新人アーティスト発掘などの狙いがあるとみられます。

    新人アーティストの活動を支援するスタートアップ

    音楽情報専門メディアのMusic Business Worldwideや英メディアTelegraphによると、Appleが買収したと伝えられているPlatoonは、ロンドンに拠点を置く若手ミュージシャン支援サービスを提供するスタートアップ企業です。
     
    2016年に創業したPlatoonには12名の従業員がおり、ミュージシャンのレコーディングやビデオ制作、ツアーなどを支援しています。
     
    なお、Appleからのコメントは伝えられていません。
     
    Apple Musicでは、Platoon所属アーティストの楽曲をまとめたプレイリスト「We are Platoon」も公開されています。
     

     

    共同創業者の1人はAppleに15年間勤務

    Platoonの共同創業者、デンジル・フェイゲルソン氏は、2002年から約15年間にわたってAppleに勤務し、iTunes Music Storeやロンドンで開催されていたiTunes Music Festivalの運営に携わっています。
     
    なお、PlatoonはAppleによる買収後も、ロンドンで独立した企業としてビジネスを継続すると報じられています。
     
    Appleとしては、Platoonを介して有望な新人アーティストを発掘できる可能性が高まり、Apple Musicのコンテンツの魅力が高まることが期待できます。
     
    Platoonとしては、Appleの傘下に入ることで資金的に余裕ができ、アーティスト支援ビジネスが運営しやすくなります。

    10月には音楽おすすめ技術の企業を買収

    Appleは、2018年10月にストリーミングサービスで再生された音楽を機械学習を活用して分析し、利用者の傾向に沿ったおすすめアーティストを推薦する技術を持つAsaiiを買収しています。
     
    Asaiiの共同創業者である3人も、過去にAppleで働いていた経験のある人物です。
     
     
    Source:Music Business Worldwide, Telegraph via iDownloadBlog
    Photo:Platoon
    (hato)

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