ソニーが開発中の折りたたみスマホは透過ディスプレイを採用?
「折りたたみスマートフォン」が2019年のキーワードになることは間違いないように思われます。しかし、生き馬の目を抜くスマートフォン業界にあって、他メーカーと同じことをやっていては到底生き残れません。しかし、ソニーが開発中の新技術は実現したならば、Xperiaを他と差別化するのに十分すぎるほどでしょう。
手が透けて文字が浮かび上がる!?
ソニーの特許から明らかになったのは、同社が単なる「折りたたみスマートフォン」を開発しているわけではないということです。
この技術は、2つのディスプレイを組みわせることで、片方の画面だけを透過することで映り込んだ背景に、もう片方の画面で表示した内容を浮かび上がらせるという画期的な仕組みです。特許として公開された画像からは、リアスクリーン(バックスクリーン)とフロントスクリーンが異なる役割を果たすことで、様々な表示の組み合わせが可能となっている様子が確認できます。
例えば、画像の左はリアスクリーンを「画像ディスプレイ(Image Display)」モードにしてフロントスクリーンを「透過状態(Transparent State)」に、真ん中はリアスクリーンを「画像ディスプレイ」モードにしてフロントスクリーンを「単色表示(Single Color)」にする、といった具合です。このほかにディスプレイは「非発光状態(Non-Emmision State)」と「発光状態(Emission State)」を使い分けることもできます。
ディスプレイを透過する技術は実現が困難と考えられており、何年も前からファンメイドのコンセプトイメージの段階にとどまっています。したがって、同技術がソニーから近いうちにXperiaとして登場することを期待するのは難しいでしょう。しかし、折りたたみスマートフォンの方向性を考えるうえでは、面白いアイデアだと言えるのではないでしょうか。
Source:Gizchina,LETSGODIGITAL
(kihachi)