グッチなど高級ブランド所有のKering、店員向けアプリ制作でAppleと提携

    Kering

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    グッチ、イブサンローラン、バレンシアガ、ボッテガベネタなどの高級ブランドを傘下に持つフランスのKeringが、これまでのように合弁会社にオンライン販売を委託するのをやめ、2020年までに独自のサイトを構築すると発表しました。

    合弁会社を解消し自社サイトを構築

    Keringはこれまで、自社ブランドのオンライン販売については、2013年に高級ブランドのオンライン販売を専門とするYoox Net-A-Porter (YNAP)とともに設立した合弁会社に委託してきました。しかしKeringは合弁会社の解消を決断、2020年をめどに自社でサイトを設立、運営していく方針です。
     
    ただし衣類など一部については、Net-A-Porterなどのサイトでの販売を継続するとのことです。

    店舗での販売員向けアプリはAppleと共同開発

    Keringは販売地域ごとに、オンライン販売についてサードパーティーと提携する予定ですが、提携先については現在も検討を重ねているとのことです。
     
    Keringは一部ブランドについては、JD.comや中国のAlibabaとも提携、販売しています。
     
    なお各ブランドの実店舗において、販売員が在庫確認に使用するアプリの開発については、Appleと共同で進めていることを明らかにしています。

     
     
    Source:Reuters via 9to5Mac
    Photo:Facebook/Kering
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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