AmazonのApple製品の直販契約は小規模業者にとってはダメージに?

先日AmazonがAppleと締結したApple製品を直販する契約ですが、Appleの正規販売店でない中古のApple製品を販売している業者は2019年1月4日以降はAmazonでの販売ができなくなるという内容も含まれており、小規模業者の中には大きなダメージを受けている人もいるようです。
突然発表されたApple製品の直販契約
中古のApple製品や再生品のAmazonでの販売をサイド・ビジネスとして行ってきたページ・ヴェイル氏(35歳)は、毎年300,000ドル(約3,377万円)を売り上げており、40,000ドル(約450万円)の税引後利益を得ていました。
「家族にとって非常に大きなものだった」と、米コロラド州でコンサルティングエンジニアを務めるヴェイル氏は語ります。同氏はサイド・ビジネスで得た収入を医療費や学生ローンの返済に充てていました。
しかしながら、何の前触れもなくAmazonとAppleの間に契約が結ばれ、2019年1月4日以降はAppleの正規販売店以外は中古のApple製品をAmazonで販売できなくなってしまいました。
「私たちのビジネスは公正に扱われていないと感じるが、何もできることはない」と、ヴェイル氏は述べました。「それが本当に悔しいことだ」
顧客にとっては利益に?
小規模ビジネスのオーナーは今回AmazonとAppleの間に締結された契約で収益を失うかもしれませんが、多くのAmazon顧客にとっては利益になるいわれています。
現在Amazon上では、独立した販売者がそれぞれの商品の状態に合わせた独自の価格を設定していますが、新たな契約により在庫と選択肢が増え、標準価格が定められるとみられています。
また、偽物のApple製品の販売も防ぐ効果もあるとされています。
Source:CNET
(lexi)