ブロードウェイミュージカル、iPad導入でプリント用紙の削減に成功

ニューヨークのブロードウェイミュージカルの公演グループの中には、楽譜や台本の代わりにiPadを使用することで紙資源の節約を図る人々が登場しているようです。
変更した資料を即座に配布できるのが魅力
米メディアCNNによれば、ミュージカル公演の監督やステージマネージャーは、10ポンド(4.54キロ)ものプロダクション本を持ち歩いているとのことです。
しかしながらブロードウェイの「Kinky Boots」や「Pretty Woman」などの公演グループは、iPadでProductionProと呼ばれるアプリを用いてセリフ、歌詞、動画やその他のプロダクション素材の管理を行い始めているようです。ProductionProは、Disneyが映画やテレビ番組を製作する際にも使用されており、400の米国内の高校の演劇科でも導入されています。
スタイラスを使ってメモを追加し、変更を加えた資料をすぐさまグループのメンバーに配ることができるのが魅力のひとつとされています。
「Pretty Woman」の場合、12週間のプリプロダクション期間の間に毎日30ページ分の内容が更新されていきます。これを50人のメンバーに配るとなると莫大な量のプリント用紙が必要となってきます。
今ではステージマネージャーが、iPad ProとApple PencilでProductionProアプリを使用しており、大きな紙資源の削減につながっているようです。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:AppleInsider
(lexi)