Amazon配送業者から仮病の女性、電動車椅子の男性まで〜続くApple盗難事件


 
iPhoneを始めとするApple製品の盗難はあとを絶ちません。米メディアAppleInsiderが、最近起きた(判決が出た)盗難事件の一部をまとめていますのでご紹介します。

保険会社は170万ドルの補償を免除

2015年に米フロリダ州の倉庫から、170万ドル(約1億9,400万円)相当のiPhoneが盗み出され、保険会社が盗難による補償をすべきかどうかが裁判で争われました。
 
倉庫の所有者は保険会社に補償を要求しましたが、11月、裁判所は、倉庫所有者が入っていた保険は今回の盗難を補償する必要がないとの判決を下しました。

Amazon Prime配送業者がiPhoneを盗んで逮捕

iPhoneの盗難に手を染める配送業者も少なくありません。フロリダ州でAmazon Primeの配送業務を受託している男が、ある個人宅に荷物を配達した時に、玄関先に置いてあったiPhoneを盗みました。
 
しかし盗み出す様子がこの家の監視カメラに映っていたため、あえなく御用となりました。

盗んだiPhoneで撮影した写真をiCloudにアップ

米バージニア州在住の男性が、iPhoneごと車を盗まれました。幸い車は見つかったものの、iPhoneは戻ってきませんでした。
 
その後被害者が自分のiCloudアカウントをチェックすると、盗まれたiPhoneで撮影された写真がアップされていました。ただし写っている男性が犯人かどうかは不明で、現在警察はこの写真を手がかりに捜査を続けています。

1,000台のiPadを盗んだ女性が病気を言い訳に

米インディアナ州ゲーリー市の元市役所職員が、市のIT部門のiPadを1,000台以上盗んだとして訴えられています。女性は「病気のため話せない」と主張していますが、診察に当たった精神科医は「仮病だ」と証言しています。
 
またこの女性は亡くなった元ルームメートの年金小切手を、勝手に現金化し、私物化していた罪にも問われています。

電動車椅子の男性がiPhoneを盗む

9月、電動車椅子を使用していた男性が、米イリノイ州の店舗のセルフレジで、iPhoneをスキャンしないまま通過した様子が監視カメラに映っていました。
 
警察は11月にこの映像を公開、一般からの情報提供を求めています。

 
 
Source:AppleInsider
Photo:Pixabay
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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