中国経済の落ち込みがAppleの四半期決算に影響?〜投資銀行レポート

Apple iPhone iPhone XS iPhone XS Max iPhone iPhone XR

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中国のスマートフォン市場が予想以上に落ち込みを見せていることで、Appleの2018年第3四半期(6〜9月)売り上げに影響を及ぼしかねない、とする観測が浮上しています。

11月1日に四半期決算発表

Appleの2018年第3四半期(会計年度では第4四半期)の決算発表は、11月1日に行われます。同決算は、9月21日に発売となったiPhone XS/XS Maxの初動に大きく影響されるため、例年のように高い注目を集めています。
 
投資銀行Goldman Sachsが投資家向けに公開したレポートによると、今年は中国の消費者需要が大きく落ち込んでいるため、Appleの業績にも暗い影を落とす可能性があるそうです。

中国経済の減速が影響か

レポートを担当した同社のアナリストであるロブ・ホール氏は、新型iPhoneが景気減退の影響をある程度は相殺するだろうとしながらも、もし中国国内の需要が弱いままであれば、問題が完全に解決するかは疑わしいとしています。同氏は最悪のケースとして、第3四半期における1株あたりの収益は、現在Goldman Sachsが予測している値よりも4%低くなるだろうとも述べています。
 
もっとも、中国では国内メーカーとの競争が激化していることもあって、Appleのシェアは年々落ち込みを見せています。ロブ・ホール氏は第4四半期(10〜12月)にiPhoneは世界で8,000万台売れ、このうち中国が全体の16%にあたる1,300万台を占めるだろう、と予測しています。しかし、2017年にこの割合は19%、2016年には18%でした。
 
なお、ホール氏は以前にも「iPhone XRの価格は予想より安かった」として、iPhone XRの“安さ”が2019年のAppleの収益に影響を及ぼすとのレポートを発表しています。
 
 
Source:CNBC
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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